ピロピロです。
胃カメラやったことありますー?
普通、健康診断ってバリウムが普通だと思うんだけど、ピロピロは胃カメラしてます。
※上記は健康診断のオプションとして受けたので別途料金かかってます
ピロピロの場合、きっかけがあってのことなんだけど(それまではバリウム検査してました)、
2年前の健康診断でバリウムのんだら倒れちゃったのです。
バリウムってバリウム液?を飲む前に発泡剤を飲んで胃を拡張させるじゃない?
しかも空腹で。
白い顆粒を水で飲むんだけどそれが胃に届いたその瞬間、
目の前がサーーーーっとTVの深夜の砂嵐状態に。
(そういえば今はTV番組も朝までやってることが多いから砂嵐ってないのかも)
冷や汗がでて、顔面蒼白になるのが自分でもわかる。
いわゆる貧血で倒れるみたいなカンジになり、
自分の中ではまさにコンピュータがシャットダウンするかのように目の前が真っ暗、
チカラが抜け、床にペタリ。
コレが失神ってやつかー!とおもた。人生で初めての失神ですよ。びっくらこいたーΣ(゚Д゚)。
男性スタッフの方に二人羽織のように後ろから抱えられ声をかけられていたのだけれど、
「昨日から何も食べてなかったもんね」
「おなかすいてたところに飲んだからビックリしちゃったんだね」
「大丈夫ですよー」
(Via:フランダースの犬)
何分、いや何秒そんな状態だったのかわからないけど 、
ピロピロからすると夢のなかで遠くからなにか神様みたいな声が聞こえていたようなw
そんな優しい声が聞こえてきて( ゚д゚)ハッ!と目が覚め。
なんでこうなっちゃんたんですか?
とお医者さんに聞いたら「迷走神経反射」だね。と。
迷走神経反射とは・・・
めいそうしんけいはんしゃ。迷走神経反射とは、強い痛みや精神的ショック、ストレスなどが原因で迷走神経が刺激された際、自律神経のバランスがくずれ、末梢の血管が拡張して血圧が下がり、脈拍が遅くなること。脳血流が低下して失神に至ることもある。
【症状】
徐脈、冷や汗、顔面蒼白、失神など
採血時に気分が悪化して倒れる人がいるが、これは採血による貧血が原因ではなく、迷走神経反射である。また、大量に飲酒した後、排尿すると、腹圧の急激な変化によって迷走神経反射が起こり、失神に至る場合がある。
採血時に気分が悪くて倒れる人ってまさにピロピロ。
恥ずかしながら採血してもらう時は横になってやってもらってる。
遠い昔、小学生や中学生だった時に始業式とかのイベント事で体育館や校庭で長時間立たされてたりするとバタッバタバタと倒れちゃう人が数人いなかった?
多分その人も迷走神経反射だったみたい(お医者さんいわく)。
なので採血で具合悪くなっちゃうひととか、そういう人はバリウムの時気をつけた方がいいかもよ。
(Via:http://blog.goo.ne.jp/untekata/e/64420bd09a452299fd6afa5f3c1c1e50)
そういうわけでそれまでは普通にバリウムでグルグルやらされてたんだけれども(アレつらいよねー)、
ピロピロが胃カメラのみ始めたのは(飲み始めってなんかヘンw)それ以来。
バリウムってツライことばかり。だってさ、
- 前日の夜、絶食でしょ
- バリウム液マズイし、こんなに飲むんですかぐらい飲まされるでしょ
- 発泡剤飲まされてゲップしちゃダメでしょ
- その上、上下左右にグルグルでしょ
- 下剤飲まないと便秘になるでしょ
- カラダに影響ない程度とはいえ放射線浴びるでしょ
バリウム液が多少飲みやすくなったぐらいで、バリウム自体全然進化してないよね?
なんなのこの苦痛はー。まったくもってイケてない。
しかもバリウムで見つかることってどんなことなの?
バリウム検査とは、
正式には、上部消化管造影検査と言い、食道・胃・十二指腸の病変をチェックするための検査です。
上部消化管造影検査では、通常のレントゲン写真と異なり、X線を連続して照射しながら行います。
バリウムは、X線を透過しないので、バリウムが口から食道、胃、十二指腸へと流れていく様子を動画で見ることができます。
バリウムの流れは、そのまま、私たちの食事の流れということになりますので、食道や胃、十二指腸が狭くなっていないかどうかを見ることができます。
また、胃の粘膜についても、体を回転させてバリウムを粘膜に付着させることで、胃潰瘍やがんによる粘膜の凹凸の有無や、胃炎の有無なども見ることができます。
なーるほどねー。
要は胃のレントゲンだよね。
レントゲンってことは写るもの写らないものあるしなーと思うけど、
バリウム検査と胃カメラで発見できるのは何?
◯バリウム検査でわかること・・
- 口⇒食道⇒胃⇒十二指腸までの流れ
- 胃全体の形
- 胃粘膜の状態(荒れなど)
- 胃炎、ポリープ
- 胃潰瘍、胃がん
- 胃粘膜の状態(荒れなど)
- 胃炎、ポリープ
- 胃潰瘍、胃がん
- ピロリ菌検査
- 腫瘍の採取(病理検査)
- 早期胃がんの治療
胃カメラの場合、胃カメラで腫瘍などを切除する事が可能で、
早期胃がんでは体にメスを入れずに、胃カメラでモニターを見ながら腫瘍を切除する
「内視鏡的治療」が行われることも多くなっています。
(Via:http://www.paci-gan.com/bui-ganti/i-gan/1925/)
いちばんなんだかなぁ~と思うのはなにより、
バリウム検査で異常が見つかった場合、結局胃カメラをのまなきゃいけないってーこと。
それなら最初から胃カメラしたほうがよくない?
胃カメラは胃カメラでしんどいんだけど、バリウム検査もさっきあげたように
面倒なことやしんどいこと多いし。
◯ちなみに胃カメラのイヤなトコ。
- 麻酔をしなきゃならない
- ファイバースコープ?を通す時がしんどい
- 胃の中で水を噴射されるときのなんとも言えない違和感
ぐらいかな?
(Via:http://xn--u8jwgm415a.jp/point/index.html)
みんなも聞いたことあると思うけど、胃カメラは
クチから入れる場合と鼻から入れる場合があります。
昔はクチからがスタンダードで最近は医療機器の進歩もあって
鼻からもだいぶ当たり前になってきてるようです。
◯クチから入れる場合と鼻から入れる場合の違い
クチから入れる場合:
- 麻酔が大掛かり
- ファイバースコープが太い
- 喉を通過する時ひっかかる(終わったあとも喉に違和感が残る)
- えぐる(グェーってなる)
- コツが掴みづらい(えぐらないようにw)
- 落ち着かない
- 何も言えない(話とかできない)
- 終わった後しばらく寝てる必要がある
鼻から入れる場合:
- 麻酔が局所的
- ファイバースコープが細い
- 鼻から喉を通過する時そんなに気にならない
- 胃の中で水を噴射して見えやすくするのと、それを吸い出すので違和感がある
- 終わったあと鼻血がでるときある(ピロピロは大丈夫だった)
- 鼻が悪い人はできないかも(蓄膿症とか)
- 終わった後の回復が早い
- 話ができる(クチから通してないので)
- いま何が写ってるかモニターで見れる(自分の目で確認できる)
コレは当然器具の違いでもあり、病院の方針によるものであんまり患者である
ピロピロ達が鼻の方がいいですとか言って変えられるものではないと思う。
どっちも用意してますよーってトコもあるのかもしれないけどね。
ピロピロはクチから入れる経口内視鏡と鼻から入れる経鼻内視鏡どっちもやったことあるんだけど、
(鼻からが人生初の内視鏡で、そのあとクチからの内視鏡検査した)
経鼻内視鏡が全体的にラクだったなぁ。
病院によって違うところがあるのかもだけど、
◯経口内視鏡検査はこんなトコが辛かった(ピロピロ個人的感想)
- 本番入るまでの麻酔が面倒(ゼリーみたいなのを喉に溜めて(その後吐き出す)と注射をした)
- 喉を通過する時がキツイ
- とにかくえぐる(深呼吸をして自分なりにラクになるコツがわかると少しマシになる)
- モニターが見えない(最後に先生に結果を聞くだけ)
- 先生と会話ができない(会話できると痛いとか苦しいとか意志を伝えられるので落ち着く)
- 終わった後の回復が遅い(しばらく寝てる必要アリ)
このあたりが2つを比較しての感想。
他の人に聞くと麻酔をすると寝てしまうから知らない間に終わってた
だからラクだったという経口内視鏡検査の人もいるんだけどね。
長くなったけどそれ以来、ピロピロはバリウムじゃなくて胃カメラにしてる。
それでもって2回めの胃カメラで判明したのが「萎縮性胃炎」。
ピロピロは萎縮性胃炎って初めて聞いたんだけど、
◯萎縮性胃炎ってなんだ?
どうやら慢性胃炎が長期間続くと萎縮性胃炎になるらしい。
「慢性胃炎」とは、胃の粘膜に白血球が集まって、常にじわじわとした慢性的な炎症を起こしている状態を言います。
炎症が長い間続き胃粘膜の障害が進むと、胃酸を出す胃腺というものがひどく縮小して、
胃の粘膜がうすくぺらぺらになってしまいます。
すなわち、慢性胃炎が長く続いた結果として、胃の粘膜が萎縮した状態を「萎縮性胃炎」というわけです。
内視鏡で観察すると、正常な胃はきれいなピンク色をしています。
しかし、慢性胃炎が長く続き、萎縮性胃炎になってくると、胃は色あせ(退色)、
粘膜の下にある血管が透けて見えるようになって来ます。
◯萎縮性胃炎になってる人はピロリ菌の検査をしたほうがいい
お医者さんいわく、萎縮性胃炎を引き起こすのはピロリ菌が原因なことが多いらしい。
だから今回の先生もピロリ菌検査してくださいとオススメされた。
◯ピロリ菌のなにがいけないのか?
ピロリ菌は正式名称をヘリコバクターピロリ菌といい、
ヘリコバクター・ピロリ感染が胃潰瘍、十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎、ポリープなどを引き起こして
その一部が胃がんに進行していくんだよ。
胃がんの発生原因とピロリ菌の関連性は密接なことがあきらかなので、
ピロリ菌がもし、いたらクスリで駆除(除菌)してピロリ菌さよならーしないといけない。
持ってていいこと無い菌だから。
もしピロリ菌感染してるのにほっとくのは、肺がん・胃がんのリスクが何倍にもなるのに
タバコを吸い続けるひとと同じことをしてるのと同義だね。
自己責任でというかもしれないけど、家族がいるひとは自分一人だけのこと考えてればイイってことじゃないハズなので。
ピロリ菌がいるひとは強く除菌することをオススメします!
こんなことがあって、ピロピロはあまりよいイメージのない胃カメラをのんだんだけど、
結果やってよかったってことになる。
そう、ピロリ菌がいたーーーーーーーーーーーΣ(゚Д゚)!
から。
萎縮性胃炎と判定されてから改めてピロリ菌検査したの。
血液検査でね。
ココからピロリ菌除菌が始まるんだけど、それはまた次回にでも。
バリウムやるんなら胃カメラしたほうがいいんじゃない?って話でした。
ピロリ菌はバリウムでは見つけられないらしいからね。
んじゃあね。